映画スター
群馬県水上市で生まれ、創業昭和15年。80年以上の歴史を誇る
『餃子の雪松』がいよいよ伊東市にも出店してくれました。

今、話題の24時間営業で無人販売です。
人間の心理的に『無人販売ですよ』って言うと万引きとかが少ないそうですよ。
『セキュリティは完璧で防犯カメラでしっかり見張ってますよ』って言うと
逆に犯罪や万引きが起きやすいそうです。
そんな伊東市に初上陸の『餃子の雪松』
新しいモノ好きの伊東人代表、男気先輩が早速購入して来てくれました。

俺への差し入れかと思いきや、
「コレちょっと焼いて、俺に食わせろ」って・・・嫌がらせですか?
なんでアンタが持ち込んだモノを、営業中に俺が調理して
アンタに提供しなきゃいけねぇんだよ!!(笑)

そういえば、過去にも男気先輩が買って来た
インスタントラーメンやカップラーメンを営業中に作らされた事あったっけな。
そんな雪松の餃子。俺は食べた事あって知ってたけど
俺の苦手な、工場で肉も野菜も同じ機械で刻んだ感のある
餡が歯応えの無い、トロトロ系餃子でした。でも皮は美味かった。
でもどんな味でも、商売始めれば絶対にそのお店のファンは出来ますからね。
素晴らしいと思います。
そんな俺と同意見の男気先輩。
「揚げて餡の水分飛ばせば美味くなるからよ。
おい、武。この餃子で揚げ餃子作ってくれ」
あのね・・・緊急事態宣言が開けて、アンタみたいに
お酒を飲むお客さんが戻って来てくれて、今、忙しいんだよ!!!見て分かんだろ?
そんなメニューにない面倒な揚げ餃子なんて、今、出来ねぇよ!!
ま。やったけどさ。

揚げ餃子の感想は、直接男気先輩に聞いて下さい。
23年も商売やってると、こういった色んなお客さんがいるわけです。
色んなお客さんもいたけど、色んなバイトさんもいました。
その中でも、1人個性的なバイトさんがいたんです。
その人のあだ名は“竜ちゃん”

普段は頭にタオルを巻いてるのですが、帽子をかぶったら
ダチョウ倶楽部の『上島竜兵』にそっくりだったので、そのあだ名が付きました。

常連さんにも、竜ちゃん、竜ちゃんなんて呼ばれて可愛がられてたモンです。
本人もその気になって、調子こいて『くるりんぱ』をよくやってて、
やる度に恐ろしいぐらいスベってました。

もう、かれこれ10年以上前でしたかね~
そんな竜ちゃんと一緒の時期にバイトしてくれてた、Aっていう女子がいたんです。

そんなAちゃんに、お昼のピークが過ぎてトイレチェックを頼んだ時でした。
あっという間にトイレから戻ってきたバイトちゃん。
そして泣きそうな顔で、俺にこう言う。
『武さん、スイマセン・・・トイレ開けたら大きなクモがいて・・・
怖くてトイレチェック出来ません・・・』

おお、そうか。そうか。なら俺が行ってクモ退治するよ。
じゃあ、Aはこっちの事やってて。
と、言おうとしたその時!!竜ちゃんが俺とバイトちゃんにこう言う。
「あ。自分が行きますよ!クモ退治!」

お!さすが竜ちゃん!!男らしい!!
虫が苦手な若い女性の代わりに、自分がクモ退治に行くなんて大したもんだ!!
その後の竜ちゃんの行動は素早かった。
お店の色んなスプレーが置いてある場所に行き、

虫退治用の殺虫スプレーを手に取って右手に握り、

左手には弱ったクモを掴む為の、一枚の新聞紙を握って

女子バイトちゃんを怖がらせた憎っくきクモを退治すべく、
颯爽とトイレに向かう竜ちゃん。

その様子を後ろから見守る俺とバイトちゃん。
トイレのドアを開け、トイレの床に片膝を付き
スプレーを持った右手を前に出し、クモ捕獲用の新聞紙を左手に準備し、
いよいよスプレーを噴射しようとする竜ちゃん。
その姿はこれから戦うクモに祈りを捧げる、ビスマルクのよう!!

いや、その姿は愛する人を守る為に強大な敵に立ち向かう、
映画スター、スターウォーズのハン・ソロのよう!!

「クモがトイレの外に逃げ出して来ると危険なんで、少し離れてて下さい」
と後ろで見守る俺と女子バイトちゃんに声をかけ、
いよいよクモに向けて、スプレーを噴射する竜ちゃん!!
いや、ハン・ソロ!!
シューーーーーーッ!!

敵は強敵の巨大蜘蛛!!一回の噴射では効かない!!
もう一度スプレーを噴射する竜ちゃん!!
シューーーーーーッ!!

まだその姿を現さない巨大蜘蛛!その巨大蜘蛛が
いつ出て来ても良いように、左手に捕獲用の新聞紙もしっかり握られている!!
と、その時!!!
とうとう巨大蜘蛛が、トイレの隅からその姿を現した!!
さっき見た巨大蜘蛛と再会し、「キャッ!」と短い悲鳴を上げるバイトちゃん。
何度も殺虫スプレーを喰らってるにも関わらず、全く弱ってない巨大蜘蛛!
弱ってるどころか、その動きはまだ相当素早い。
その素早く逃げ回ってるクモにめがけ、
もう一度、殺虫スプレーを噴霧する竜ちゃん!!
シューーーーーーッ!!

と・こ・ろ・が!!!
竜ちゃんの殺虫スプレーを体中に浴びても、一向に弱らない巨大蜘蛛!!
「なぜだ!なぜ殺虫スプレーが効かない!!
いつもならこの殺虫剤で一発で死ぬのに!!」と竜ちゃん!!
少し焦りの色が出て来た竜ちゃんだが、
映画スターのように、まだ諦めずに巨大蜘蛛と格闘している!!
って・・・・
君がさっきから噴射してる、そのスプレー・・・・
速攻性のある殺虫剤じゃなくて、網戸・窓ガラスにあらかじめ塗っておく
虫を寄せ付けない用のスプレーですから(笑)

そのスプレーじゃ、いくら喰らってもクモは死なないよw
そんな待ち伏せ用スプレーを喰らっても、
もちろんまだ弱らず逃げ回ってるクモ。
それを見た竜ちゃん、
今度は左手に持ってた一枚の新聞紙を棒状に丸め出す!!

その棒状にした新聞紙でクモを叩こうとしてる竜ちゃん!!
え?その新聞紙って、死んだクモをつかむ為の新聞紙じゃなくて
クモをやっつける時に、武器にする為の新聞紙だったの!?
え?じゃあ、今、丸めるんじゃなくて、最初から新聞紙を棒状の剣にしてから
クモ退治に向かえば良かったんじゃないの?w
それに、その弱々しい武器じゃ無理だって。
クモをやっつけるには、もっと何枚か新聞紙を重ねて、固い棒にしないと。

新聞紙一枚じゃ、フニャフニャでクモに一切ダメージなんて与えられないって(笑)
ホラ。案の定、蜘蛛を叩く前から、もうすでにフニャっちゃってんじゃんw

それ、ビニール袋で叩いてんのと同じぐらいの攻撃力だって。
その後も、全く効果のない待ち伏せ用スプレーと
フニャフニャソードで交互にクモに攻撃を仕掛ける竜ちゃん(笑)
シューーーーーーッ!!
フニャフニャ!!
シューーーーーーッ!!
フニャフニャ!!
あ~~!もういい!俺がやる!!!(笑)
こうして、竜ちゃんと蜘蛛の死闘は幕を閉じました。
竜ちゃんが、スプレーし過ぎでトイレの中は
ドライアイスを焚いたかのように、深い霧がかかったようでしたw
その様子をずっと見てた女子バイトちゃん。
そんな深い霧のかかったトイレの中で、
片膝を付いてクモと闘ってる竜ちゃんの姿を見て
「竜ちゃん、ターミネーターみたいでしたね」って言ってました。

良かったじゃん、やっと映画スターになれて。
でも俺にはその竜ちゃんの姿はターミネーターじゃなくて
それをモノマネしてる『とにかく明るい安村』にしか見えなかったけどねw

『とにかく明るい安村』と『上島竜兵』って、なんか似てない?

芸風だけじゃなくて、顔も。
『餃子の雪松』がいよいよ伊東市にも出店してくれました。

今、話題の24時間営業で無人販売です。
人間の心理的に『無人販売ですよ』って言うと万引きとかが少ないそうですよ。
『セキュリティは完璧で防犯カメラでしっかり見張ってますよ』って言うと
逆に犯罪や万引きが起きやすいそうです。
そんな伊東市に初上陸の『餃子の雪松』
新しいモノ好きの伊東人代表、男気先輩が早速購入して来てくれました。

俺への差し入れかと思いきや、
「コレちょっと焼いて、俺に食わせろ」って・・・嫌がらせですか?
なんでアンタが持ち込んだモノを、営業中に俺が調理して
アンタに提供しなきゃいけねぇんだよ!!(笑)

そういえば、過去にも男気先輩が買って来た
インスタントラーメンやカップラーメンを営業中に作らされた事あったっけな。
そんな雪松の餃子。俺は食べた事あって知ってたけど
俺の苦手な、工場で肉も野菜も同じ機械で刻んだ感のある
餡が歯応えの無い、トロトロ系餃子でした。でも皮は美味かった。
でもどんな味でも、商売始めれば絶対にそのお店のファンは出来ますからね。
素晴らしいと思います。
そんな俺と同意見の男気先輩。
「揚げて餡の水分飛ばせば美味くなるからよ。
おい、武。この餃子で揚げ餃子作ってくれ」
あのね・・・緊急事態宣言が開けて、アンタみたいに
お酒を飲むお客さんが戻って来てくれて、今、忙しいんだよ!!!見て分かんだろ?
そんなメニューにない面倒な揚げ餃子なんて、今、出来ねぇよ!!
ま。やったけどさ。

揚げ餃子の感想は、直接男気先輩に聞いて下さい。
23年も商売やってると、こういった色んなお客さんがいるわけです。
色んなお客さんもいたけど、色んなバイトさんもいました。
その中でも、1人個性的なバイトさんがいたんです。
その人のあだ名は“竜ちゃん”

普段は頭にタオルを巻いてるのですが、帽子をかぶったら
ダチョウ倶楽部の『上島竜兵』にそっくりだったので、そのあだ名が付きました。

常連さんにも、竜ちゃん、竜ちゃんなんて呼ばれて可愛がられてたモンです。
本人もその気になって、調子こいて『くるりんぱ』をよくやってて、
やる度に恐ろしいぐらいスベってました。

もう、かれこれ10年以上前でしたかね~
そんな竜ちゃんと一緒の時期にバイトしてくれてた、Aっていう女子がいたんです。

そんなAちゃんに、お昼のピークが過ぎてトイレチェックを頼んだ時でした。
あっという間にトイレから戻ってきたバイトちゃん。
そして泣きそうな顔で、俺にこう言う。
『武さん、スイマセン・・・トイレ開けたら大きなクモがいて・・・
怖くてトイレチェック出来ません・・・』

おお、そうか。そうか。なら俺が行ってクモ退治するよ。
じゃあ、Aはこっちの事やってて。
と、言おうとしたその時!!竜ちゃんが俺とバイトちゃんにこう言う。
「あ。自分が行きますよ!クモ退治!」

お!さすが竜ちゃん!!男らしい!!
虫が苦手な若い女性の代わりに、自分がクモ退治に行くなんて大したもんだ!!
その後の竜ちゃんの行動は素早かった。
お店の色んなスプレーが置いてある場所に行き、

虫退治用の殺虫スプレーを手に取って右手に握り、

左手には弱ったクモを掴む為の、一枚の新聞紙を握って

女子バイトちゃんを怖がらせた憎っくきクモを退治すべく、
颯爽とトイレに向かう竜ちゃん。

その様子を後ろから見守る俺とバイトちゃん。
トイレのドアを開け、トイレの床に片膝を付き
スプレーを持った右手を前に出し、クモ捕獲用の新聞紙を左手に準備し、
いよいよスプレーを噴射しようとする竜ちゃん。
その姿はこれから戦うクモに祈りを捧げる、ビスマルクのよう!!

いや、その姿は愛する人を守る為に強大な敵に立ち向かう、
映画スター、スターウォーズのハン・ソロのよう!!

「クモがトイレの外に逃げ出して来ると危険なんで、少し離れてて下さい」
と後ろで見守る俺と女子バイトちゃんに声をかけ、
いよいよクモに向けて、スプレーを噴射する竜ちゃん!!
いや、ハン・ソロ!!
シューーーーーーッ!!

敵は強敵の巨大蜘蛛!!一回の噴射では効かない!!
もう一度スプレーを噴射する竜ちゃん!!
シューーーーーーッ!!

まだその姿を現さない巨大蜘蛛!その巨大蜘蛛が
いつ出て来ても良いように、左手に捕獲用の新聞紙もしっかり握られている!!
と、その時!!!
とうとう巨大蜘蛛が、トイレの隅からその姿を現した!!
さっき見た巨大蜘蛛と再会し、「キャッ!」と短い悲鳴を上げるバイトちゃん。
何度も殺虫スプレーを喰らってるにも関わらず、全く弱ってない巨大蜘蛛!
弱ってるどころか、その動きはまだ相当素早い。
その素早く逃げ回ってるクモにめがけ、
もう一度、殺虫スプレーを噴霧する竜ちゃん!!
シューーーーーーッ!!

と・こ・ろ・が!!!
竜ちゃんの殺虫スプレーを体中に浴びても、一向に弱らない巨大蜘蛛!!
「なぜだ!なぜ殺虫スプレーが効かない!!
いつもならこの殺虫剤で一発で死ぬのに!!」と竜ちゃん!!
少し焦りの色が出て来た竜ちゃんだが、
映画スターのように、まだ諦めずに巨大蜘蛛と格闘している!!
って・・・・
君がさっきから噴射してる、そのスプレー・・・・
速攻性のある殺虫剤じゃなくて、網戸・窓ガラスにあらかじめ塗っておく
虫を寄せ付けない用のスプレーですから(笑)

そのスプレーじゃ、いくら喰らってもクモは死なないよw
そんな待ち伏せ用スプレーを喰らっても、
もちろんまだ弱らず逃げ回ってるクモ。
それを見た竜ちゃん、
今度は左手に持ってた一枚の新聞紙を棒状に丸め出す!!

その棒状にした新聞紙でクモを叩こうとしてる竜ちゃん!!
え?その新聞紙って、死んだクモをつかむ為の新聞紙じゃなくて
クモをやっつける時に、武器にする為の新聞紙だったの!?
え?じゃあ、今、丸めるんじゃなくて、最初から新聞紙を棒状の剣にしてから
クモ退治に向かえば良かったんじゃないの?w
それに、その弱々しい武器じゃ無理だって。
クモをやっつけるには、もっと何枚か新聞紙を重ねて、固い棒にしないと。

新聞紙一枚じゃ、フニャフニャでクモに一切ダメージなんて与えられないって(笑)
ホラ。案の定、蜘蛛を叩く前から、もうすでにフニャっちゃってんじゃんw

それ、ビニール袋で叩いてんのと同じぐらいの攻撃力だって。
その後も、全く効果のない待ち伏せ用スプレーと
フニャフニャソードで交互にクモに攻撃を仕掛ける竜ちゃん(笑)
シューーーーーーッ!!
フニャフニャ!!
シューーーーーーッ!!
フニャフニャ!!
あ~~!もういい!俺がやる!!!(笑)
こうして、竜ちゃんと蜘蛛の死闘は幕を閉じました。
竜ちゃんが、スプレーし過ぎでトイレの中は
ドライアイスを焚いたかのように、深い霧がかかったようでしたw
その様子をずっと見てた女子バイトちゃん。
そんな深い霧のかかったトイレの中で、
片膝を付いてクモと闘ってる竜ちゃんの姿を見て
「竜ちゃん、ターミネーターみたいでしたね」って言ってました。

良かったじゃん、やっと映画スターになれて。
でも俺にはその竜ちゃんの姿はターミネーターじゃなくて
それをモノマネしてる『とにかく明るい安村』にしか見えなかったけどねw

『とにかく明るい安村』と『上島竜兵』って、なんか似てない?

芸風だけじゃなくて、顔も。
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