富士登山 2022
今年もこの日がやって参りました。俺らの一年に一度の恒例行事、富士登山。
メンバーはミモ座リゾート社長のミモザ、まさやん、俺の3人。【登山会】です。
この登山会結成のきっかけは、3人で呑んでる時にミモザとまさやんが富士山に登るという話になり、
その時に俺が男気ジャンケンに勝ったら、俺も富士山に登ると言う事になって、
見事に勝っちゃったんです。僕。それで嫌々富士山に登るハメに。

お酒って怖いね。
それから毎年富士山に登る事が恒例になっちゃったんです。
そして、1つの約束事が出来ました。それは頂上では必ずコスプレをする事。
【2013年】

【2014年】

毎年毎年富士山に登ると言っても、実は実際に登ったのはこの二回だけ。
2014年以降は『富士山に登る登る』と言って、登らないドッキリの応酬が始まっちゃったんです。
そのきっかけは2回目の富士登山の2014年。
『富士山の5合目まで行ったら、俺の同級生のネズミ先輩が真夏の恰好で
ボンボンベッドに寝て待ってる』というドッキリをまさやんに仕掛けられたんです。

ネズミ先輩というのは、俺とミモザの同級生で、もちろん『登山会』の一員。
でも一切富士山には登らないで、ドッキリの仕掛け人として毎年参加してます。
その2年後の2016年の富士登山は、その時の仕返しで
俺がまさやんに『今年は富士山に登るぞ』と言っといて、
わざわざ富士5合目まで行ったのに、ミモザが仕掛け人の
ネズミ先輩扮するチンピラに絡まれて大怪我して・・・

ミモザを病院に連れて行く為に、救急車のようにパトライトを点けて下山する。
というドッキリをまさやんに仕掛けました。

結果、富士山に登らない。って言うね。
こうしてドッキリの応酬が過熱して、毎年毎年『富士山に登る登る』と言って、登らないドッキリが始まっちゃったの。
翌々年の2018年は、
『今まで一度もドッキリをやられてないミモザにドッキリを仕掛けたい』
との、前の年に俺らに騙されたまさやんからの提案で
ミモザを「富士山に行くぞ」と誘い出して、本物の富士山ではなく
色んな名前の『富士山』という冠の付く飲食店に行く。というドッキリを仕掛けました。
沼津市『富士山餃子』

伊東市『食事処 富士山』

もちろん1件目の店には、仕掛け人のネズミ先輩に
電車で一時間かけてそのお店に行ってもらい、一時間前から潜んでもらってたし、

もちろん頂上でのw恒例のコスプレもしてきました。

この日の為に、富士登山のトレーニングを積んできたミモザ。
登らないドッキリだと分かった瞬間泣いてました。

そして翌年2019年。
もうここまで来ると、ミモザやまさやんにドッキリを仕掛けるのは至難の業。
みんな警戒しちゃってるからね。
でもそこはドッキリ職人の俺。
「年に一回の恒例行事だしさ、今年こそは富士山5合目まで車で行って、
富士山だけ拝んで帰って来よう。」と、2人を誘い出し、富士山の5合目ではなく
“そこに登ると富士山に登った事と同じになる”と言われる、
富士市の富士塚という場所に連れて行き、ものの30秒程で無事登頂成功。

そして頂上では、恒例のコスプレ。

もちろん、俺らが到着する一時間前から、
恒例のドッキリ工作員のネズミ先輩も仕込んでおきました。

富士山に登った事もないのにスタンプラリー押して、一時間待ってました。
そして2020年。
これだけ毎年ドッキリやってりゃ、さすがにもう誰もドッキリには引っかかんない。
なので2020年は「年に一度の風物詩だし、縁起もんだから
今年は最初から4人で富士5合目まで行って、富士山を見に行こう」
と、初のドッキリ無しの4人での富士登山。

本当に富士5合目まで行くつもりでいた登山会の面々を、俺が連れてったのは、
長泉にある高級食パン専門店『すでに富士山超えてます』

そうです。やっぱりこの年も違う富士山に行く俺からのドッキリです。
そして恒例のコスプレ

そして翌年の2021年。
俺が「今年も富士山に行こう」なんて言っても全く信じないミモザとまさやん。
俺に行先も告げられず連れていかれた山は、金太郎でおなじみの足柄山。

そして恒例のコスプレ。

そのコスプレが終わった瞬間、暗闇からネズミ先輩扮する金太郎が登場し、

何も知らないまさやん扮するパンダに突然相撲を挑み、強烈な張り手を喰らわし

まさやんパンダをやっつけるというドッキリを敢行しました。

こうやって振り返ってみると、いい歳こいてホントくだらない事やってるよね、俺。いや、俺らw
でも『くだらない事こそ真剣に』がモットーの俺ら登山会。
なので今年も決行しました。富士登山!!
今年は珍しく8月に会長ミモザから
「8月〇日に今年の富士登山の打ち合わせをしよう!」との連絡が。
ネズミ先輩は所用で欠席。なので俺とまさやんとミモザの3人で集合。

乾杯の後、会長ミモザが口を開く。
「今年はドッキリじゃなくて、本当に富士山に登ろう!!!」
その言葉を聞き「良いですね!賛成!」と間髪入れずミモザに同調するまさやん。
「いやいやいや。ちょっと待ってよ。最後に富士山に登ったの8年前だよ?
その頃とは体力も違うし、今現在富士山登ったら相当キツイと思うよ」と俺。
そうなんです。先程も振り返ったように、俺らが最後に富士山に登頂したのは2014年。
つまり8年前。あの頃とは体力も違うし、モチベーションも違う。
そんな俺に「いいからとリあえずこれ読んでみて」と、自分で制作して来た1枚の書類を渡すミモザ。そこには『2022登山会 富士登山計画』の文字が。

その書類には
※近年、登る登ると言っておきながら登らないエアー登山会になってしまった事をどう思ってるのか?
※富士山に登る気力体力はあるのか?
※忘れ物はしないように!
※山頂でカップラーメンは食べたい。あの時に感動を思い出そう。
※衣装を決めよう!!!
など、色んな事が書いてある。
その書類を読み上げ、真剣に富士登山への熱い想いを俺に伝えるミモザ。
その言葉を目をキラキラさせて、ウンウンと頷きながら聞くまさやん。
・・・・これ、完全に俺へのドッキリじゃん。
俺に富士山に登る準備をさせといて、どうせ登らないドッキリじゃん。
しかも何だよ、その猿芝居。ヘタクソかっ!
そんな2人を見て、間違いなく俺へのドッキリだと確信した俺。
いや、でもその気持ちは分かるよ。
8年間、毎年毎年俺に富士山ドッキリをやられてたらそりゃ、俺に仕返ししたいよな。
どうせ、まさやんとネズミ先輩と組んで、俺が毎年やってるような、
富士山に登ると見せかけて、どっか違う“富士”に行くんだろ?
それに俺は、ドッキリって分かったからって「どうせドッキリだろ?」なんて言って
君らの計画を台無しにするような、野暮なマネはしないよ。
そう思い「分かった。じゃあ今年は本当に富士山登ろう」と騙されたフリをして
その日も2人の熱い想い(仕掛け)を受け止めた俺。
解散した後、俺を除いた3人だけのグループLINEで
「武のヤツ、完全に信じ込んでるな。今年はヤツをギャフンと言わせよう」って言ってる姿が目に浮かぶわ。もし仮に本当にドッキられても『ギャフン』とは言わないけどね。
その次の日からは、俺の予想通り
『登山の日はこの日で良いですか?』『衣装が届きました』
『トレーニングしてる?』『本当に登るから登山用具ちゃんと準備しといて』などの連絡が良く来るようになりました。
そんな連絡にも前向きに答え、その後も何度かあった打ち合わせにも、
もちろん俺は騙されてるフリをし続け、2か月間、彼らの計画にも協力し続けました。
そしていよいよ富士登山当日。
毎年の恒例行事、武ぞうの前での記念撮影。

そして出発。

車の中では「よーし!今年は富士山登るぞー!」とハイテンションな2人。
本当に富士山に登るなんてこれっぽっちも思ってない俺は、出発してすぐに
高山病の原因にもなるので、富士登山にはあまりオススメ出来ない缶ビールをプシュ!

その後、缶ビールをもう一本と緑茶ハイ(500ml)も追加。
夕飯の時も大ジョッキを2杯摂取する俺。

この時点でかなりいい感じで酔っ払ってる俺。
その後に寄ったコンビニでは、俺が富士登山を始めるきっかけにもなった、登山会恒例の男気ジャンケン。
『男気ジャンケン、ジャンケンポイ!!!』

勝者・・・
まさやん!!!

3人分のその日の酒と、次の日の朝食、登山に必要な食糧と合わせて12285円のお支払い。

使いもしない3000円もする美顔ローラー買ったお前が悪いw

この日は車の中で、そのコンビニで買ったモノで、軽く一杯やって車内泊するという2人。

まさやんの用意してくれた、車内の間接照明も良い感じ。
でも、もうこの時点でベロンベロンの俺。
『どうせ明日は富士山に登ると見せかけて、どこか違う“富士”に連れてかれんだろ』
そんな事を思い、2人よりかなり前に泥酔して就寝。

その数時間後・・・・
「武、着いたぞ。起きろ」「武さん、行きましょう」という2人の声に起こされ、
寝ぼけまなこで周りを見たらビックリ!!!!なんと!!!そこは本当の富士山の5合目!!!

そうです。
今年は『武に登るわけないと思わせといて、本当に富士山に登るドッキリ』だったんです!!

ギャフン!!!!マジか~やられたー
最悪のコンディションだったけど、仕方なく8年ぶりに頂上を目指し富士登山を始める俺。
と・こ・ろ・が!!!
この日は雨どころか、霧も深く風も強い最悪な天候。

俺にとっては幸か不幸か、登頂どころか、登山も出来ない程の悪条件。

残念だけど登山自体を途中であきらめ、本来なら頂上で着ようとしてた毎年恒例のコスプレ衣装に着替える事に。
そんな今年のコスプレ衣装は忍者!!!!

忍者に変身し、どんな忍法を使っても天候は回復せず、仕方なく下山。

写真では分かりずらいですが、濃霧と雨風が強く、はっきり言ってかなり過酷でした。
毎年毎年エアー登山ばかりで、本来なら本当に富士山頂まで登って
世間の皆様に頑張ってる姿をお見せしたかったのですが、安全面を考考慮し、
今回は途中下山という選択に至りました。
悔しさをにじませ3人で下山していると、
霧深い嵐のような天候の、過酷な富士山には似合わない何者かが、歩きにくそうに下から登って来る!!!
「ん?なんじゃ?あの金ピカのあるじは?」

「あーーー!!!!!殿!!!!殿ではありませぬか!!!!!」

なんとそこに現れたのネズミ先輩扮する、金ピカの殿様!!!!足袋まで金ピカ!!
そんな殿が、ずぶ寝れのミモザ忍者とまさやん忍者にこう言う。
「貴様ら、下山するにはまだ早い!!!もう一度頂上目指して登山せい!!」

その言葉を聞いたまさやんは「殿!それは無理でござりまする」って言ってたけど
ミモザは膝から崩れ落ち、殿に向かってタメ口で「いや~殿~マジで勘弁してよー」言ってましたw
ちなみにこの時の気温-1°Cね。

そんな状況下で、現れたのがこの殿だよ。

ヤバいよね?草履だし(笑)つか、殿というよりもマツケンサンバだよね。
やっとの思いで下山して来ると、なんとその殿から褒美があると言う。

順番に「褒美をつかわす」と言って、クーラーボックスから出したご褒美を頂く俺達3人。
「ハハァ~ありがたき幸せ」

そんな殿から頂いたご褒美は2020年に登頂した高級パン屋さんの『富士山超えてます』の人気ラスク。

殿、さすが褒美のチョイスがイカしてますな。
俺達に褒美を渡した後は「苦しゅうない。苦しゅうない。」

「では皆の者、達者でな」と言って、霧の中を颯爽と帰って行きました。

一人で車で。しかもあの恰好のまま(笑)

【追伸】
なぜ今回の衣装が忍者だったか?実はそれには理由があるんです。
それはさかのぼる事、この富士登山の1か月前。
2回目の今回の富士登山の打ち合わせの時でした。
皆さんもご存知の通り、今の日本の情勢がかなり乱れています。
コロナ。戦争。異常な物価の高騰。元首相の暗殺など。
そんな混沌としている今の世の中を心配した殿が
「貴様ら、日本一高い場所から、この乱れた世の中を見張っておけい!」と命を受けたのです。

忍者というのは、世の中から忍んで誰にも知られずに任務を遂行する人間で
本来、忍者の本当の役割は、戦闘を軽減し、戦争を未然に防ぐ事なんです。
だから、自分が仕える殿にそう命令されれば
「ハッ!」と2つ返事でその命令に従わなければなりませぬ。

なので拙者たちはもっと忍術に磨きをかけ、これからも世から忍んで、
陰でこの日本を守るでござるよ。

そして、これからも殿を命を懸けて守るでござる!!!!

では、今日のブログはこの辺でドロンさせて頂くでござる。

ニンニン!
メンバーはミモ座リゾート社長のミモザ、まさやん、俺の3人。【登山会】です。
この登山会結成のきっかけは、3人で呑んでる時にミモザとまさやんが富士山に登るという話になり、
その時に俺が男気ジャンケンに勝ったら、俺も富士山に登ると言う事になって、
見事に勝っちゃったんです。僕。それで嫌々富士山に登るハメに。

お酒って怖いね。
それから毎年富士山に登る事が恒例になっちゃったんです。
そして、1つの約束事が出来ました。それは頂上では必ずコスプレをする事。
【2013年】

【2014年】

毎年毎年富士山に登ると言っても、実は実際に登ったのはこの二回だけ。
2014年以降は『富士山に登る登る』と言って、登らないドッキリの応酬が始まっちゃったんです。
そのきっかけは2回目の富士登山の2014年。
『富士山の5合目まで行ったら、俺の同級生のネズミ先輩が真夏の恰好で
ボンボンベッドに寝て待ってる』というドッキリをまさやんに仕掛けられたんです。

ネズミ先輩というのは、俺とミモザの同級生で、もちろん『登山会』の一員。
でも一切富士山には登らないで、ドッキリの仕掛け人として毎年参加してます。
その2年後の2016年の富士登山は、その時の仕返しで
俺がまさやんに『今年は富士山に登るぞ』と言っといて、
わざわざ富士5合目まで行ったのに、ミモザが仕掛け人の
ネズミ先輩扮するチンピラに絡まれて大怪我して・・・

ミモザを病院に連れて行く為に、救急車のようにパトライトを点けて下山する。
というドッキリをまさやんに仕掛けました。

結果、富士山に登らない。って言うね。
こうしてドッキリの応酬が過熱して、毎年毎年『富士山に登る登る』と言って、登らないドッキリが始まっちゃったの。
翌々年の2018年は、
『今まで一度もドッキリをやられてないミモザにドッキリを仕掛けたい』
との、前の年に俺らに騙されたまさやんからの提案で
ミモザを「富士山に行くぞ」と誘い出して、本物の富士山ではなく
色んな名前の『富士山』という冠の付く飲食店に行く。というドッキリを仕掛けました。
沼津市『富士山餃子』

伊東市『食事処 富士山』

もちろん1件目の店には、仕掛け人のネズミ先輩に
電車で一時間かけてそのお店に行ってもらい、一時間前から潜んでもらってたし、

もちろん頂上でのw恒例のコスプレもしてきました。

この日の為に、富士登山のトレーニングを積んできたミモザ。
登らないドッキリだと分かった瞬間泣いてました。

そして翌年2019年。
もうここまで来ると、ミモザやまさやんにドッキリを仕掛けるのは至難の業。
みんな警戒しちゃってるからね。
でもそこはドッキリ職人の俺。
「年に一回の恒例行事だしさ、今年こそは富士山5合目まで車で行って、
富士山だけ拝んで帰って来よう。」と、2人を誘い出し、富士山の5合目ではなく
“そこに登ると富士山に登った事と同じになる”と言われる、
富士市の富士塚という場所に連れて行き、ものの30秒程で無事登頂成功。

そして頂上では、恒例のコスプレ。

もちろん、俺らが到着する一時間前から、
恒例のドッキリ工作員のネズミ先輩も仕込んでおきました。

富士山に登った事もないのにスタンプラリー押して、一時間待ってました。
そして2020年。
これだけ毎年ドッキリやってりゃ、さすがにもう誰もドッキリには引っかかんない。
なので2020年は「年に一度の風物詩だし、縁起もんだから
今年は最初から4人で富士5合目まで行って、富士山を見に行こう」
と、初のドッキリ無しの4人での富士登山。

本当に富士5合目まで行くつもりでいた登山会の面々を、俺が連れてったのは、
長泉にある高級食パン専門店『すでに富士山超えてます』

そうです。やっぱりこの年も違う富士山に行く俺からのドッキリです。
そして恒例のコスプレ

そして翌年の2021年。
俺が「今年も富士山に行こう」なんて言っても全く信じないミモザとまさやん。
俺に行先も告げられず連れていかれた山は、金太郎でおなじみの足柄山。

そして恒例のコスプレ。

そのコスプレが終わった瞬間、暗闇からネズミ先輩扮する金太郎が登場し、

何も知らないまさやん扮するパンダに突然相撲を挑み、強烈な張り手を喰らわし

まさやんパンダをやっつけるというドッキリを敢行しました。

こうやって振り返ってみると、いい歳こいてホントくだらない事やってるよね、俺。いや、俺らw
でも『くだらない事こそ真剣に』がモットーの俺ら登山会。
なので今年も決行しました。富士登山!!
今年は珍しく8月に会長ミモザから
「8月〇日に今年の富士登山の打ち合わせをしよう!」との連絡が。
ネズミ先輩は所用で欠席。なので俺とまさやんとミモザの3人で集合。

乾杯の後、会長ミモザが口を開く。
「今年はドッキリじゃなくて、本当に富士山に登ろう!!!」
その言葉を聞き「良いですね!賛成!」と間髪入れずミモザに同調するまさやん。
「いやいやいや。ちょっと待ってよ。最後に富士山に登ったの8年前だよ?
その頃とは体力も違うし、今現在富士山登ったら相当キツイと思うよ」と俺。
そうなんです。先程も振り返ったように、俺らが最後に富士山に登頂したのは2014年。
つまり8年前。あの頃とは体力も違うし、モチベーションも違う。
そんな俺に「いいからとリあえずこれ読んでみて」と、自分で制作して来た1枚の書類を渡すミモザ。そこには『2022登山会 富士登山計画』の文字が。

その書類には
※近年、登る登ると言っておきながら登らないエアー登山会になってしまった事をどう思ってるのか?
※富士山に登る気力体力はあるのか?
※忘れ物はしないように!
※山頂でカップラーメンは食べたい。あの時に感動を思い出そう。
※衣装を決めよう!!!
など、色んな事が書いてある。
その書類を読み上げ、真剣に富士登山への熱い想いを俺に伝えるミモザ。
その言葉を目をキラキラさせて、ウンウンと頷きながら聞くまさやん。
・・・・これ、完全に俺へのドッキリじゃん。
俺に富士山に登る準備をさせといて、どうせ登らないドッキリじゃん。
しかも何だよ、その猿芝居。ヘタクソかっ!
そんな2人を見て、間違いなく俺へのドッキリだと確信した俺。
いや、でもその気持ちは分かるよ。
8年間、毎年毎年俺に富士山ドッキリをやられてたらそりゃ、俺に仕返ししたいよな。
どうせ、まさやんとネズミ先輩と組んで、俺が毎年やってるような、
富士山に登ると見せかけて、どっか違う“富士”に行くんだろ?
それに俺は、ドッキリって分かったからって「どうせドッキリだろ?」なんて言って
君らの計画を台無しにするような、野暮なマネはしないよ。
そう思い「分かった。じゃあ今年は本当に富士山登ろう」と騙されたフリをして
その日も2人の熱い想い(仕掛け)を受け止めた俺。
解散した後、俺を除いた3人だけのグループLINEで
「武のヤツ、完全に信じ込んでるな。今年はヤツをギャフンと言わせよう」って言ってる姿が目に浮かぶわ。もし仮に本当にドッキられても『ギャフン』とは言わないけどね。
その次の日からは、俺の予想通り
『登山の日はこの日で良いですか?』『衣装が届きました』
『トレーニングしてる?』『本当に登るから登山用具ちゃんと準備しといて』などの連絡が良く来るようになりました。
そんな連絡にも前向きに答え、その後も何度かあった打ち合わせにも、
もちろん俺は騙されてるフリをし続け、2か月間、彼らの計画にも協力し続けました。
そしていよいよ富士登山当日。
毎年の恒例行事、武ぞうの前での記念撮影。

そして出発。

車の中では「よーし!今年は富士山登るぞー!」とハイテンションな2人。
本当に富士山に登るなんてこれっぽっちも思ってない俺は、出発してすぐに
高山病の原因にもなるので、富士登山にはあまりオススメ出来ない缶ビールをプシュ!

その後、缶ビールをもう一本と緑茶ハイ(500ml)も追加。
夕飯の時も大ジョッキを2杯摂取する俺。

この時点でかなりいい感じで酔っ払ってる俺。
その後に寄ったコンビニでは、俺が富士登山を始めるきっかけにもなった、登山会恒例の男気ジャンケン。
『男気ジャンケン、ジャンケンポイ!!!』

勝者・・・
まさやん!!!

3人分のその日の酒と、次の日の朝食、登山に必要な食糧と合わせて12285円のお支払い。

使いもしない3000円もする美顔ローラー買ったお前が悪いw

この日は車の中で、そのコンビニで買ったモノで、軽く一杯やって車内泊するという2人。

まさやんの用意してくれた、車内の間接照明も良い感じ。
でも、もうこの時点でベロンベロンの俺。
『どうせ明日は富士山に登ると見せかけて、どこか違う“富士”に連れてかれんだろ』
そんな事を思い、2人よりかなり前に泥酔して就寝。

その数時間後・・・・
「武、着いたぞ。起きろ」「武さん、行きましょう」という2人の声に起こされ、
寝ぼけまなこで周りを見たらビックリ!!!!なんと!!!そこは本当の富士山の5合目!!!

そうです。
今年は『武に登るわけないと思わせといて、本当に富士山に登るドッキリ』だったんです!!

ギャフン!!!!マジか~やられたー
最悪のコンディションだったけど、仕方なく8年ぶりに頂上を目指し富士登山を始める俺。
と・こ・ろ・が!!!
この日は雨どころか、霧も深く風も強い最悪な天候。

俺にとっては幸か不幸か、登頂どころか、登山も出来ない程の悪条件。

残念だけど登山自体を途中であきらめ、本来なら頂上で着ようとしてた毎年恒例のコスプレ衣装に着替える事に。
そんな今年のコスプレ衣装は忍者!!!!

忍者に変身し、どんな忍法を使っても天候は回復せず、仕方なく下山。

写真では分かりずらいですが、濃霧と雨風が強く、はっきり言ってかなり過酷でした。
毎年毎年エアー登山ばかりで、本来なら本当に富士山頂まで登って
世間の皆様に頑張ってる姿をお見せしたかったのですが、安全面を考考慮し、
今回は途中下山という選択に至りました。
悔しさをにじませ3人で下山していると、
霧深い嵐のような天候の、過酷な富士山には似合わない何者かが、歩きにくそうに下から登って来る!!!
「ん?なんじゃ?あの金ピカのあるじは?」

「あーーー!!!!!殿!!!!殿ではありませぬか!!!!!」

なんとそこに現れたのネズミ先輩扮する、金ピカの殿様!!!!足袋まで金ピカ!!
そんな殿が、ずぶ寝れのミモザ忍者とまさやん忍者にこう言う。
「貴様ら、下山するにはまだ早い!!!もう一度頂上目指して登山せい!!」

その言葉を聞いたまさやんは「殿!それは無理でござりまする」って言ってたけど
ミモザは膝から崩れ落ち、殿に向かってタメ口で「いや~殿~マジで勘弁してよー」言ってましたw
ちなみにこの時の気温-1°Cね。

そんな状況下で、現れたのがこの殿だよ。

ヤバいよね?草履だし(笑)つか、殿というよりもマツケンサンバだよね。
やっとの思いで下山して来ると、なんとその殿から褒美があると言う。

順番に「褒美をつかわす」と言って、クーラーボックスから出したご褒美を頂く俺達3人。
「ハハァ~ありがたき幸せ」

そんな殿から頂いたご褒美は2020年に登頂した高級パン屋さんの『富士山超えてます』の人気ラスク。

殿、さすが褒美のチョイスがイカしてますな。
俺達に褒美を渡した後は「苦しゅうない。苦しゅうない。」

「では皆の者、達者でな」と言って、霧の中を颯爽と帰って行きました。

一人で車で。しかもあの恰好のまま(笑)

【追伸】
なぜ今回の衣装が忍者だったか?実はそれには理由があるんです。
それはさかのぼる事、この富士登山の1か月前。
2回目の今回の富士登山の打ち合わせの時でした。
皆さんもご存知の通り、今の日本の情勢がかなり乱れています。
コロナ。戦争。異常な物価の高騰。元首相の暗殺など。
そんな混沌としている今の世の中を心配した殿が
「貴様ら、日本一高い場所から、この乱れた世の中を見張っておけい!」と命を受けたのです。

忍者というのは、世の中から忍んで誰にも知られずに任務を遂行する人間で
本来、忍者の本当の役割は、戦闘を軽減し、戦争を未然に防ぐ事なんです。
だから、自分が仕える殿にそう命令されれば
「ハッ!」と2つ返事でその命令に従わなければなりませぬ。

なので拙者たちはもっと忍術に磨きをかけ、これからも世から忍んで、
陰でこの日本を守るでござるよ。

そして、これからも殿を命を懸けて守るでござる!!!!

では、今日のブログはこの辺でドロンさせて頂くでござる。

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